2019.1.31~2.17

〈キーワード〉

・唐津焼
高麗・李氏朝鮮時代の朝鮮陶磁の技術が唐津港を通じて伝わったことにより、現在の佐賀県から長崎県にかけて作られた陶器(古唐津)、またはその様式を持つ陶器の総称。桃山時代の茶の湯の盛栄とともに多くの窯が開かれるが、有田産の磁器(有田焼、伊万里焼)の台頭による磁器生産への移行や、明治維新後に唐津藩の庇護を失ったことなどにより、ほとんどの窯が廃窯となる。のちに、陶芸家・中里無庵(=中里重雄、12代中里太郎右衛門 / 1895 - 1985)が窯跡発掘調査に着手し、「タタキ」をはじめとする古唐津の多くの技法を復興しながら自らの作陶に生かした。

・「隆太窯」
中里無庵の五男である中里隆(1937年生~)が、国内外の古窯視察・調査を経て1974年に佐賀県唐津市に築窯した窯。中里隆と、その息子である中里太亀が作陶する。中里太亀氏は、現代の生活に即して、使われる器作りを重視していることで知られる。

【STATEMENT】

料理の映える器をコンセプトに使いやすさにも拘って制作しています。

器によって料理は様々な表情をみせ、見た目にも美味しい料理は心身の癒しにも効果があるような気がします。器を使うとは料理を盛り付ける面と食事をする道具の面があり、必ずしも両方の面で使いやすいとならないため、土や釉薬の質感や三島、粉引、刷毛目、焼〆などの手法を駆使しバランスのとれた、なるべくシンプルな作品を目指しています。

​井銅心平

井銅心平 スタジオ風景

【Studio】

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